ネルケ無方

ねるけ・むほう

1968年、旧西ドイツ・ベルリン生まれ。7才の時、母と死別してから人生に悩む。16才で坐禅と出合う。高校時代から禅僧になる夢を抱いて、坐禅道場に通い続ける。1990年、春は京都大学の留学生として来日、秋から兵庫県の但馬地方にある曹洞宗・安泰寺に上山。半年間の禅修行。大学のドクターコースを中退、1993年から安泰寺で出家得度。8年間の雲水生活を経て嗣法。2001年から大阪城公園で「ホームレス雲水」として毎朝の坐禅会を開く。2002年から2020年まで、安泰寺堂頭(住職)をつとめた。現在、大阪を拠点に講演活動や坐禅指導を行っている。主な著書『迷える者の禅修行』(新潮新書)、『裸の坊様』『曲げないドイツ人 決めない日本人』(以上、サンガ新書)、『僧侶が語る死の正体』(共著、サンガ)、『日本人に「宗教」は要らない』『今日を死ぬことで、明日を生きる』(以上、ベスト新書)など多数。