西村宏堂

にしむら・こうどう

メイクアップアーティスト、僧侶。1989年東京生まれ。幼少期に華道を学び芸術に目覚め、ニューヨークのパーソンズ美術大学(Parsons School of Design)に留学。卒業後ニューヨークでメイクアップア ーティストのアシスタントとして経験を積み、独立。日本語、英語、スペイン語の3カ国語を操り、ミス・ユニバース世界大会などで各国代表者のメイクを行うほか、海外メディアで手掛けたハリウッド女優やモデルから高い評価を得る。2015年に浄土宗の僧侶となる。その後、メイクの指導法を習得するため、ロサンゼルスのヘアメイク専門学校メイクアップ・デザイナリー(Makeup Designory)で学び、卒業。メイクアップアーティストとしてアメリカと日本を行き来しながら、2019年からは日本での活動の幅も広げ、一般女性向けのメイク指導も行う。その傍ら、LGBTQ(性的マイノリティー)の一員である自らの体験を踏まえ、メイクアップアーティストであり、僧侶であり、LGBTQでもある独自の視点で発信する「性別も人種も関係なく皆平等」というメッセージを伝えるため、ニューヨーク国連本部UNFPA(国連人口基金)、米イェール大学、早稲田大学、慶應大学、増上寺などで講演を行う。自身のインタビューはNHK、 BBC(英国放送協会)、 英タイム誌、伊VOGUE誌など、国内外のメディアに取り上げられ、米リアリティ番組「QUEER EYE」にも出演。また、 LGBTQ啓発のためのメイクアップセミナーも積極的に行っている。著書に『正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ』がある。