鄭 雄一
てい ゆういち/Ung-il Chung
東京大学大学院工学系研究科教授(医学系研究科兼任)。医工学者。道徳哲学者。1964年、東京都生まれ。1989年、東京大学医学部医学科を卒業。内科研修医および医員として勤めた後に、東京大学大学院医学系研究科に入学。在学中の1995年に米国マサチューセッツ総合病院に留学し、ハーバード大学医学部講師、助教授を務めた後、2002年に東京大学に戻り、2007年より東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻教授となる。2016年より東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター教授を兼務。専門は、骨・軟骨の生物学、再生医学、バイオマテリアル工学。医学と工学を融合することで、生体に働きかけて治療や再生を促す高機能デバイスの開発に従事している。イノベーションと道徳の関わりについても研究しており、道徳エンジンを人工知能やロボットに搭載することも試みている。著書に『[図解]骨博士が教える『老いない体』のつくり方 実践篇』(ワック)、『東大理系教授が考える 道徳のメカニズム』(ベスト新書)『東大教授が挑む AIに「善悪の判断」を教える方法』(扶桑社新書)などがある。アルボムッレ・スマナサーラ[著]『道徳ロボット AI時代に欠かせない「幸せに生きる脳」の育て方』(サンガ)にはアルボムッレ・スマナサーラ氏との対談が収録されている。