ディーパンカラ・サヤレー

Sayalay Dīpaṅkara

ミャンマーの比丘尼、瞑想指導者。1964年5月、ミャンマーのタニンダーリ管区ダウェイ県生まれ。モーラミャイン大学在学中に教授の紹介でミャンマーの高名な長老で瞑想指導者のパオ・サヤドーと出会い指導を受け、非常に短い期間で修習を達成。1990年パオ瞑想センターにおいて出家し、瞑想指導者となるべく訓練を受ける。現在、マンダレー管区ピンウールイン(メイミョー)市ブラフマ・ヴィハーリ瞑想センターに拠点を置いている。2020年までは、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア等、世界各地で毎月のようにリトリートを行っており、日本にもほぼ毎年訪れ瞑想指導。別冊サンガジャパン②「タイ・ミャンマー仏教人物事典」にインタビューがある。

小野常寛

おの・じょうかん

東京都府中市・普賢寺住職。1986年、東京都生まれ。都立国際高校、早稲田大学卒業。オレゴン Lewis & ClarkCollege 交換留学。在学中比叡山にて加行満行。卒業後 組織コンサルティングのリンクアンドモチベーショングループ、ITベンチャーを経て、結縁企画を創業して寺カフェ運営などに従事。その後、比叡山にて北嶺回峰行初百日を満行。2020年に住職拝命。夢は「日本の和の仏教を世界とつなげる『国際的な僧侶』になること」。

阿純章

おか・じゅんしょう

天台宗圓融寺住職、円融寺幼稚園園長。1969年、東京都生まれ。早稲田大学、同大学院にて中国仏教を研究。北京大学に中国政府奨学金留学生として留学。帰国後、早稲田大学、専修大学、仏教伝道協会、朝日カルチャーセンター、早稲田エクステンションセンター等で講師を勤める。現在はお寺での活動を中心に各種イベント、セミナーを開催。

著書に『迷子のすすめ』(春秋社)、『生きる力になる禅語』(臨済宗円覚寺派横田南嶺管長との対談、致知出版社)『不安すぎてお坊さんに相談したら「大丈夫だよ」と言われた』(「七人のお坊さん」による共著、ジュピター出版)、『不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧』(横田南嶺管長他との共著、新潮社)がある。

中島岳志

なかじま・たけし

1975年大阪生まれ。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース』で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞。主な著書に『パール判事』『秋葉原事件』『「リベラル保守」宣言』『血盟団事件』『アジア主義』『下中彌三郎』『保守と立憲』『親鸞と日本主義』『思いがけず利他』、共著に『利他とは何か』『現代の超克』『料理と利他』などがある。