松村妙仁

まつむら・みょうにん

1976年、福島県生まれ。真言宗豊山派 福島県猪苗代町 壽徳寺 住職。大学進学で上京。卒業後、音楽教室運営やコンサート・イベント企画運営会社に就職。先代住職であった父の死や東日本大震災をきっかけに、福島に戻ることを決意し、仏門へ。地元福島会津の魅力、お寺の魅力発信を大切に活動中。

壽徳寺ホームページ https://jyutokuji.net/

早川智雄

はやかわ・ちゆう

1977年、福島県いわき市生まれ。真言宗智山派 福島県いわき市 長宗寺 副住職。高校卒業後、米国留学、国内私立大学を経て、慶應義塾大学大学院(政策・メディア研究科)修士課程修了。都内のITコンサル会社に勤務後、東日本大震災を経て2011年4月に福島県いわき市にUターン。ととのえ僧としてモノ・コト・ココロ・アタマの関係を”整える”ことで、日々の生活に潜むちょっとした不都合を解きほぐすお手伝いをしている。”まず半径2mから人々を笑顔で朗らかに、いつかは半径2万kmの人々を朗らかにする活動”を展開中。

安藤礼二

あんどう・れいじ

1967年、東京都生まれ。文芸評論家、多摩美術大学図書館長、美術学部教授。早稲田大学第一文学部卒業。出版社の編集者を経て、2002年「神々の闘争―折口信夫論」で群像新人文学賞優秀作を受賞、批評家としての活動をはじめる。2006年、『神々の闘争―折口信夫論』(講談社)で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2009年、『光の曼陀羅―日本文学論』(同)で大江健三郎賞と伊藤整文学賞を受賞。2015年、『折口信夫』(講談社)で角川財団学芸賞とサントリー学芸賞を受賞。他に、『大拙』(講談社)、『列島祝祭論』(作品社)、『迷宮と宇宙』(羽鳥書店)、『熊楠 生命と霊性』(河出書房新社)など多数ある。

(写真撮影=横関一浩)

山田博

やまだ・ひろし

「森のリトリート」創業者、プロ・コーチ
1964年生まれ。東北大学教育学部卒業。(株)リクルートを経て、2004年プロ・コーチとして独立。 CTIジャパンにてコーチ、リーダー養成のトレーナーとして約4000人の育成に関わる。2012年(株)CTIジ ャパン代表、2014年(株)ウエイクアップの経営に参画。意識の進化による全員当事者の経営を目指す。2006年、森の中で自分を見つめ、感じる力を解き放つ 「森のワークショップ」をスタート。2011年、株式会社森へを設立。自分、人、森との対話を通じて、自らの原点を思い出す「森のリトリート」を全国各地の森で開催。
最近は、生命論的視野からビジネス、組織、社会を捉え直す「Regenerative Leadership」の探求に関わっている。
書籍『森のように生きる』『森と共に、歩む日々』関連書籍『無意識の整え方』

竹倉史人

たけくら・ふみと

人類学者・独立研究者
武蔵野美術大学映像学科を中退後、東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。その後、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程満期退学。 人間の知性から宗教性を排除することで成立した近代的学問は、公共空間から呪術を追放し、神学の権威を封印することで人類社会に大きな繁栄をもたらした。しかし、今度はこの知性の様式が人類を危機に晒し、我々のQOLを低下させている。 未来社会の構築には、人類が活用してきた〈神話的心性〉の機能を再評価し、環境世界との調和をもたらす宇宙的な〈生命感覚〉の回復が不可欠であると考えている。 著書に『土偶を読む』(晶文社、2021)、『輪廻転生:〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語』(講談社、2015)など。

伊藤亜紗

いとう・あさ

1979年、東京生まれ。東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長。同リベラルアーツ研究教育院教授。専門は美学、現代アート。主な著作に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(講談社学術文庫)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社選書メチエ)など。一連の体をめぐる著作で、2020年サントリー学芸賞を受賞。

アチャン・ニャーナラトー

Ajahn Nyanarato

1958年、奈良県生まれ。本名:中尾茂人(なかお・しげひと)。京都大学医学部卒業後、医師の道を選ばず精神的な道の探求のためインドへ旅し、その後タイへ渡り、アチャン・チャー師の僧院の分院であるワット・パー・ナーナーチャーット(Wat Pah Nanachat 国際森林僧院)で1986年に沙弥(サーマネーラ)となり、翌年具足戒を受け比丘出家する。その後、いくつかの分院で修行を続け、2000年にイギリスに移る。2001年からはアチャン・スメードー師の設立したアマラーワティー僧院(Amaravati Buddhist Monastery)に止住し、僧院の運営、後進のサポート等に関わりながら、修行生活を送っている。
2016年7月NHKラジオ「宗教の時間」出演。仏教総合誌『サンガジャパンVol.20』『同 Vol.26』にロングインタビュー掲載。

宍戸幹央

ししど・みきお

一般社団法人Zen2.0 代表理事
鎌倉マインドフルネス・ラボ株式会社 代表取締役
一般社団法人21世紀学び研究所 理事
アンビショナーズ・ラボ 共同代表
東京大学 工学部 応用物理 物理工学科卒
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 修了
日本IBM株式会社を経て、企業の人材育成を手がけるアルー株式会社の創業期に参画。大手企業のグローバル人材育成から管理職研修、若手層の研修など幅広い分野の企業の人材育成に講師部門の立ち上げ責任者として関わる。独立後、株式会社イノセンティブ取締役を経て、鎌倉マインドフルネス・ラボ株式会社を立ち上げ代表取締役に就任。
現在は、「企業向けの組織開発および人材育成」の活動と、鎌倉を拠点にした「個人の可能性開発としての学びの企画プロデュース」の活動を展開

三木康司

みき・こうじ

一般社団法人Zen2.0共同代表理事
富士通株式会社を経て慶應義塾大学院後期博士課程単位取得退学、ITベンチャーを役員を経て2009年にenmono社を設立。自身のリストラを契機に心のバランスを崩す経験を経て、自宅で坐禅を開始し、その後現在の会社を創業にいたるまで回復する。
町工場のイノベーション講座「zenschool」を開催、数々の町工場の自社製開発を支援。自身が「禅」に助けられた個人的な「お礼」として他の創業者と共に鎌倉から世界に「禅」とマインドフルネスを発信する国際カンファレンス「Zen2.0」を企画運営。2018年4月一般社団法人創立、宍戸氏ともにZen2.0共同代表理事就任。著書として、「マイクロモノづくり始めよう」、『「禅的」対話で社員の意識を変えた トゥルー・イノベーション』などがある。

武井浩三

たけい・こうぞう

1983年、横浜生まれ。社会活動家、社会システムデザイナー。高校卒業後にミュージシャンを志し、渡米。帰国後にCDデビュー。その後起業するも倒産。「関わるもの全てに貢献することが企業の使命」と考えを新たにし、2007年にダイヤモンドメディア株式会社を創業。2017年には「ホワイト企業大賞」を受賞した。現在は非営利株式会社eumoの共同経営者として新しい金融に関わっている。