井上ウィマラ

いのうえ・うぃまら

1959年、山梨県生まれ。マインドフルライフ研究所オフィス・らくだ主宰。日本仏教心理学会会長。京都大学文学部哲学科宗教哲学専攻中退。日本の曹洞宗、ビルマ(ミャンマー)のテーラワーダ仏教で出家し瞑想修行と経典研究に勤しむ。西洋各国で瞑想指導をしながら心理療法を学ぶ。還俗後マサチューセッツ大学医学部で瞑想に基づいたストレス緩和法(MBSR)を研修。高野山大学でスピリチュアルケアの基礎理論と援助法を開拓した後、健康科学大学で医療関係者にマインドフルネスを伝えるプログラム作り、現在はオフィス・らくだ主宰。著書に『呼吸による気づきの教え』(佼成出版社)、訳書に『呼吸による癒し』、編著に『仏教心理学キーワード事典』(共に春秋社)、共著に『スピリチュアルケアへのガイド』(青海社)、『マインドフルネスと催眠』(サンガ)、『私たちはまだマインドフルネスに出会っていない』(日本評論社)など多数。

内田範子

うちだ・のりこ

群馬県出身。アメリカ在住中に出会い実践してきたマインドフルネスやヨガが、多くの人々の日常に役立つことを願いつつ、 日本、アメリカで活動を広げている。2016年に米国カリフォリニア大学ロサンゼルス校(UCLA) Mindful Awareness Research Centerにてマインドフルネス ファシリテーションのトレーニングプログラムに参加。以降、プラムヴィレッジ僧侶団による富士山リトリートのティーンプログラムスタッフ、 UCLAのマインドフルネスの授業アシスタント、Inward Bound Mindfulness Education (iBme)のメンターとして10代の子どもたち向けマインドフルネスリトリートのサポートを行いながら「関係性マインドフルネス」の研究、実践とファシリテーションに力を注ぐ。またソーシャルワーカーとして、群馬県内の児童養護施設や公立中学校にて、子どもたちと子ども達を取り巻く環境と関わりながら、日本における教育や福祉現場でのマインドフルネスの在り方を日々探求している。

砂田安秀

すなだ・やすひで

広島大学大学院総合科学研究科博士課程修了(Ph. D)。現在,広島国際大学心理臨床センター特任助教。専門は臨床心理学。臨床心理士・公認心理師。国内外でのMBSRやMBCTの研修に参加。また,タイのテーラワーダ仏教僧プラユキ・ナラテボー師やアチャン・ニャーナラトー師の瞑想会に参加しヴィパッサナー瞑想を学ぶ。マインドフルネスにもとづく介入の基礎的研究や効果研究を行うとともに,精神科クリニックやスクールカウンセラー,少年院での臨床実践を行う。国内誌にてマインドフルネスと倫理に関する論文を数本発表。

池埜聡

いけの・さとし

神戸生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院社会福祉学研究科博士課程修了(Ph.D.)。現在、関西学院大学人間福祉学部社会福祉学科教授。専門は臨床ソーシャルワーク、心的外傷学、マインドフルネス。マインドフルネス指導者資格として、UCLA認定ファシリテーターおよび国際マインドフルネス指導者協会(IMTA)認定ファシリテーターを取得。著書として、『福祉職・介護職のためのマインドフルネス』2017 年(単著)中央法規出版、『たましいの共鳴:コロンバイン高校と附属池田小学校の遺族が紡ぐいのちの絆』2013年(編著)明石書店、『犯罪被害者支援とは何か:附属池田小事件の遺族と支援者による共同発信』2004 年(共著)ミネルヴァ書房など。