ジョアン・ハリファックス

Joan Halifax

1942年、米国生まれ。禅僧・社会活動家・医療人類学者(Ph.D.)。エンゲージド・ブディスト(バーニー・グラスマン老師とティク・ナット・ハン禅師から法灯を受け継ぐ)。ウパーヤ禅センター創設者・主管。1970年代前半より終末期ケアに携わり、仏教瞑想を基盤とした臨床家の訓練プログラムである”Beingwith Dying”を開発、同プログラムは現在アメリカをはじめとして、ヨーロッパ、カナダ、中東、アジア各国の医学・教育機関等で実践され、ターミナルケアにおける効果的な訓練・支援方法として支持を得ている。また、1980年代半ばより故フランシスコ・ヴァレラとダライ・ラマ14世らによってはじめられた科学者と仏教者の対話を推進するMind & Life研究所の理事を務める。邦訳書『死にゆく人と共にあること─マインドフルネスによる終末期ケア』(井上ウィマラ監訳、春秋社)、『Compassion(コンパッション)──状況にのみこまれずに、本当に必要な変容を導く、「共にいる」力 』(一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート監修、海野桂翻訳、英治出版)がある。

だるまいこ

だるまいこ(Maiko Nomiyama)

タイ在住16年(2021年現在)。マハチュラロンコーン国立仏教大学IBSC修士。出産後セミリタイヤし、2018年に大学院に復学。現在も博士課程修了まで学びを続けている。仏教理論による意識の変容を通して社会全体の変容を考える108日間の瞑想プログラム「Inner Sense of Wonder」主宰。

玄侑宗久

げんゆう・そうきゅう

1956 年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。様々な仕事を経験した後、京都の天龍寺専門道場に入門。現在は臨済宗妙心寺派の福聚寺住職。デビュー作「水の舳先」が芥川賞候補となり、2001 年、「中陰の花」で芥川賞を受賞。2014年、『光の山』(新潮社)で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。その他の主な著書に『アミターバ─無量光明』(ケイオス出版)、『アブラクサスの祭』(新潮文庫)、『龍の棲む家』(文春文庫)、『禅的生活』『現代語訳 般若心経』(以上、ちくま新書)、『仏弟子の世間話』(アルボムッレ・スマナサーラ氏との共著)『やがて死ぬけしき』(以上、サンガ新書)、『ないがままで生きる』(SB 新書)、『竹林精舎』(朝日新聞出版)など多数。