Joan Halifax
1942年、米国生まれ。禅僧・社会活動家・医療人類学者(Ph.D.)。エンゲージド・ブディスト(バーニー・グラスマン老師とティク・ナット・ハン禅師から法灯を受け継ぐ)。ウパーヤ禅センター創設者・主管。1970年代前半より終末期ケアに携わり、仏教瞑想を基盤とした臨床家の訓練プログラムである”Beingwith Dying”を開発、同プログラムは現在アメリカをはじめとして、ヨーロッパ、カナダ、中東、アジア各国の医学・教育機関等で実践され、ターミナルケアにおける効果的な訓練・支援方法として支持を得ている。また、1980年代半ばより故フランシスコ・ヴァレラとダライ・ラマ14世らによってはじめられた科学者と仏教者の対話を推進するMind & Life研究所の理事を務める。邦訳書『死にゆく人と共にあること─マインドフルネスによる終末期ケア』(井上ウィマラ監訳、春秋社)、『Compassion(コンパッション)──状況にのみこまれずに、本当に必要な変容を導く、「共にいる」力 』(一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート監修、海野桂翻訳、英治出版)がある。