永沢哲

ながさわ・てつ

1957年生まれ。宗教学・身体論。東京大学法学部卒。京都文教大学准教授、上智大学グリーフケア研究所客員准教授などをへて、アティ・ゾクチェン研究所所長。修行体験、文献研究、フィールドワークを融合する作業を進めている。現在の主な関心は、チベットに伝承されるゾクチェン密教、仏教哲学と科学のインターフェース、仏教の叡知の復興、宗教とアート。死をめぐるワークショップを行っている。主な著書に、『野生のブッダ』(法蔵館)、『野生の哲学―野口晴哉の生命宇宙―』(筑摩文庫、湯浅康雄賞)、『瞑想する脳科学』(講談社)、監修および編著に『サンガジャパンVol.24チベット仏教』(サンガ)、『チベット仏教の世界』(法藏館)、論文にThe Rainbow Body, in J.Oliphant&D.Rossi(eds.)Shar ro:Festschrift in Honor of Chogyal Namkhai Norbu, Garuda Verlagなどがある。

井本由紀

いもと・ゆき

慶應義塾大学専任講師。オックスフォード大学博士課程修了, 文化人類学博士。教育人類学の観点から、多様なアイデンティティの人々が心地よく安心して過ごせる場づくりについての研究を行ってきた。その過程で、瞑想と出会う。2017年度にフルブライト研究員としてスタンフォード大学でマインドフルネス教育についての調査研究を行ったことをきっかけに、マインドフルネス瞑想の実践を深めていく。現在は、大学と地域の教育現場で、マインドフルネスに基づくプログラムを開発・実施しつつ、人類学研究を続けている。

ポール・ホーケン

Pawl Hawken

アメリカの環境保護活動家、起業家、作家、活動家。複数の環境ビジネスを立ち上げ、自然資本研究所(NCI)を設立し、生活システム、経済開発、産業生態学、環境政策に関する執筆や提言を積極的に行なってきた。また、社会的責任ある企業を紹介するテレビ番組の制作とホストを務め、115か国、1億人以上に放送された。2014年、地球温暖化を逆転させる方法を調査する非営利団体Project Drawdownを設立。主な著書に『ネクスト・エコノミー―情報経済の時代』(TBSブリタニカ)、『ビジネスを育てる』『祝福を受けた不安―サステナビリティ革命の可能性』(バジリコ)、『自然資本の経済―「成長の限界」を突破する新産業革命』(日本経済新聞出版)がある。