ヨンゲ・ミンギュル・リンポチェ

Yongs dge mi‘ gyu rdo rje

1975年、ネパールのヌブリに生まれる。カルマ・カギュー派。幼少時に第16世カルマパやディルゴ・ケンツェ・リンポチェによって転生化身と認定され9歳から父よりゾクチェンを学ぶ。17歳より瞑想指導者として活動を始め、世界各地に多くの弟子がいる。邦訳書に『今、ここを生きる─新世代のチベット僧が説くマインドフルネスへの道』(松永太郎・今本渉訳、パンローリング、2016)がある。


◎テルガル瞑想コミュニティ
2009年にヨンゲ・ミンギュル・リンポチェの教えを学ぶ、テルガル瞑想コミュニティが設立された。瞑想の伝統を今の社会において活かすべく、宗教や文化の違いを超えてどんな方でも参加できる瞑想実践の場を提供している。
苦しみを喜びに、迷いを智慧に変容させる方法として、気づき、慈悲、智慧を培う瞑想を実体験するためのプログラムを展開している。
ヨンゲ・ミンギュル・リンポチェは、どんな方でも実践できる瞑想を教えることで知られている。リンポチェの指導のもと、テルガル瞑想コミュニティでは、瞑想プログラム(瞑想の訓練)とスタディープログラム(学びの場)を総合的に提供している。
日本ではテルガル・ジャパンとして2017年に活動を開始し、主にミンギュル・リンポチェを日本に招聘し講演会やワークショップを開催する他、プラクティス・グループやワークショップの開催、Zoomなどを活用したテルガル・インターナショナルとテルガル・アジア主催の瞑想プログラムや、リンポチェの教えの通訳・翻訳サポートをしている。
テルガル瞑想コミュニティの実践では、ジョイ・オブ・リビング(Joy of Living)プログラムと呼ばれる瞑想のプログラムから始まる。これは三つのプログラムで構成されていて、穏やかな心、大きく開かれた心、そして物事をありのままに見る智慧を培う瞑想の実践方法を提供。さらに進むなら、解脱の道(パス・オブ・リベレーション、Path of Liberation)プログラムがあり、これは五つのプログラムで構成されていて、心の本質の修行、前行(グンドー)、修行の道の甘露、サダナ等のチベット仏教の瞑想実践に基づいて実践を深める。
【URL】https://peraichi.com/landing_pages/view/tergar-japan

アルボムッレ・スマナサーラ

Alubomulle Sumanasara

テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHKテレビ「こころの時代」などにも出演。著書に『自分を変える気づきの瞑想法【第3版】』『ブッダの実践心理学』全8巻(藤本晃氏との共著)『慈悲の瞑想〔フルバージョン〕』(以上、サンガ)、『怒らないこと』『無常の見方』(以上、サンガ新書)、『ブッダ―大人になる道』(ちくまプリマー新書)、『成功する生き方 「シガーラ教誡経」の実践』(角川文庫)、『Freedom from Anger』(米国Wisdom Publications)など多数。